前置き
私は2012年から2017年までの5年ちょっとで、歯列矯正を行いました。
なぜやろうと思ったのか、どれくらいの費用がかかったのか、痛みはあったのか、など何記事かに分けて記録していこうと思います。
動機について
動機についてはいくつかありますが、優先度が高かった順に羅列していきます。
親知らずが生えてきた
一番大きな理由は、親知らずが生えてきたからです。
下の歯の親知らずがちょこっと顔を出した状態で見えてきたので、歯医者で見てもらったところレントゲンで横向きに生えていることが分かりました。
早いうちに手術をして抜かないと、歯並びがどんどん悪くなるし虫歯のリスクもかなり大きいとのことで手術に踏み切りました。
元々、小学生時代に歯列矯正の相談に行ったことがあって、将来親知らずが生えることもふまえて歯を何本か抜かないと矯正出来ないと聞いていました。どうせ抜くならやってみるかなと思い実行に移しました。
歯並び(噛み合わせ)が悪いデメリットを色々知った
私は生来顎が小さく、歯並びが悪いと言われてきました。気にはしながらも、深くは考えていませんでしたが、親知らずが生えたことを機に色々調べてみたところ、自分の想像以上にデメリットが多いことを知りました。
滑舌の改善
私は滑舌が悪いです。矯正が完了した今も、気を抜くと聞き取りにくいことがあるそうですが、学生時代は聞き返されることも多くありました。(要因は歯並びだけではありませんが、生来のものと考えると、これによるところが原因としては根深いです。)
社会人になって何年か経ち、発表や報告の場も増えてきたことでなんとなく改善しなければならないとも実感していました。
歯や歯茎の健康寿命
歯並びが悪いという事は、歯の隙間や死角が多くあり汚れや菌が繁殖しやすいというデメリットがあります。歯間ブラシやフロスなどを丁寧にやれば清潔を保つことも出来なくはないですが、綺麗な歯並びに比べると負担が大きくかかります。
また、歯茎も弱弱しかったので硬いものを食べると歯茎からよく血が出ていました。中年・高齢者になってくると間違いなく響いてくるので今のうちから対策が必要だと感じました。
顎への悪影響
私の場合は歯並びだけでなく顎の噛み合わせも悪くて、下あごが左側にずれています。
正面から見た顔の骨格も少し傾いていますが、一番影響があるのは顎の関節がガコガコ鳴る[顎関節症]になりやすい事です。実際、私も少しなりかけていました。
口内炎の問題
犬歯が前に出るので唇を噛み易く、すぐ口内炎になっていました。前項目にもあるように、口内環境的にも悪くなりやすいので中々治癒しない欠点もありますし、犬歯で何度も炎症部分を傷つけて口内炎ループに陥る事も多かったです。
小さい頃からの食事中の失敗
歯並びが悪く隙間が大きい私にとって、アスパラの茎やナスの皮のようなものが中々噛み切れずに苦労していました。
これは小学生当時の話で、大人になってからは問題ないんですけどね。
自己投資
歯並びの改善により、口元がスッキリ清潔に見えるようになる効果は矯正を考えるレベルの歯並びの人なら誰でも気にするんじゃないでしょうか。
私の場合は前歯が上も下も出ていたらしく、上下出っ歯という状態になっていました。これと後述する口呼吸により、アデノイド顔貌という症状(幸い軽度のようでしたが)になっていたようです。アデノイド顔貌については、いずれ別記事で詳しく触れる予定です。
また、私は痩せ型の人間なので気にしてなかったのですが、矯正の中で歯を抜き顎が痩せることで顔が小さくなる効果も期待する方もいるそうです。
歯列矯正と同時に治していかなければならないこと
口呼吸から鼻呼吸への意識改革
前述でも述べましたが、アデノイド顔貌の毛があった私は口呼吸メインの人間でもありました。特に小中学生時代は蓄膿症気味と診断された過去もあり、また17歳頃から花粉症にもなっていましたので20歳頃に意識するまではほとんど鼻で呼吸していませんでした。
その20歳頃から少しは意識していたのですが、この矯正を機により鼻呼吸の癖をつける意識改革を進めることにしました。現在は結構マシになってきています。
これについても、いつか記事にする予定です。
舌の位置を調整する
これは矯正歯科の医師に聞かされるまで自分ではまったく気付かなかったのですが、上記でもあったように上下出っ歯だった原因は口呼吸の他にも舌の位置が下がってる事や舌で前歯の裏を押す癖が無意識に出ている可能性を説明されました。
私も気付いたら結構舌が下がっている事が多いことに気付いたので、これも治すことにしました。こちらは鼻呼吸に比べ、意識するをサボり気味だったのでそんなに改善されていません。また考え直さなければいけませんね。
最後に
という訳で矯正治療の動機を説明してきましたが、今後の記事で私の矯正治療の流れと結果を随時解説していきます。
また、矯正前後のビフォーアフターは矯正についての最後の記事を更新した時に、乗せる予定です。(レントゲン写真未入手のためです。次に歯医者行くタイミングでもらえないか聞く予定。)