前置き
皆さんはクラッキング(以後指ポキ)と呼ばれる行為をしたことがありますか?
指に限らず、関節をポキポキと鳴らす行為を指すのですが、これが癖になるほど続けているとどうなってしまうのかを調査してみました。
ちなみに私も指ポキ癖の持ち主で、今でこそ両手両足の指くらいしか故意に鳴らしませんが、高校生時代は腰やら首やら鳴らしまくっていました。
調査内容
概要
日本の正式(?)名称は関節内轢音と呼ばれています。
音がなる原因は正確には解明されていないようですが、関節内に流れる滑液(かつえき)という液体に気泡が多数生じてそれがはじける音が有力候補とされています。
一度鳴らすと基本的には20〜30分は鳴らすことが出来ません。
メリット
「気持ちいい」
それだけです。
原理的には、音が鳴る爽快感と関節が伸ばされるストレッチ効果により気持ちよく感じるとのことです。これが脳内にインプットされて、癖になってしまうのだとか。
デメリット
確定はしていないらしいが、関節内の組織(軟骨など)を損傷している可能性が提唱されていて、体の仕組みでその修復により神経等が圧迫される危険性が指摘されている。
また、同じく修復作用で指関節が太くなるのではないかとも言われている。
他には、クラッキング音が嫌いな人も世の中にはいるようで(ウチの妻がそうですが)他人の不快指数も上げる可能性が。
指関節を60年以上鳴らし続けて実験した人がいる!?
上記デメリット欄にも書きましたが、指関節が本当に太くなるのか左右の手で検証したドナルド・L・アンガーという方がいます。
毎日、左の指だけ鳴らし続けて右は鳴らさないのを60年近く続けて比較した結果、左右の指に差は出なかったそうです。
とは言え、損傷の修復機能説が無くなったわけでは無さそうです。
最後に
私は、リスクを考えて首と背骨の関節を鳴らす事を辞めました。
ですが、指関節を鳴らしてしまう癖は抜けきっていません。いつかは辞めたい気持ちも一応あるのですが、私も10年以上指ポキを続けてきて関節の肥大化が確認出来ていないのをいい事にこの先も鳴らし続けてしまいそうです……
ちなみに、他人の足指を鳴らすのも得意(薬指が鳴らしやすいですね)ですが、妻の足マッサージ中にこれやるとめちゃ怒られます。