新築の水回りをLIXILに決めた話

前置き

久しぶりに時間が取れたので、記事更新になります。久しぶりだからってちょっと記事が長すぎたかな・・・

記事の内容には直接関係ないですけど、仕事がだいぶ様変わりしたのと家造りの打ち合わせが佳境に入ってきた関係で年明けは1回しか更新出来ていませんでしたね。

ブログ上で発言したかは定かではありませんが、5月に子供が生まれ8~9月頃に家が完成する計画なのでそれまでは忙しいかどうかも先行き不透明な感じです。

ただ、仕事には慣れてきたのでちょっとは心の余裕も出来てPCの活動も再開していきたいところです。仕事柄タイピング速度もちょっと向上しました(笑)

さて、記事タイトルにも書いてあるとおり、ここ最近の土日平日フル活動でついに新築の水回りの仕様がほぼ確定してきましたので、その内容に沿いながらLIXILの水回り設備を紹介していきます

ちなみに他のメーカを取り扱った過去記事は以下の通りとなります。

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LIXILの概要

LIXILとは2011年に出来た比較的新しい会社ですが、前身としてINAXも含めたいくつかの会社が合併して誕生しているので設備的には歴史の古い会社とも言えます。

合併前の会社についての知名度は問題ありませんね。LIXILになってからも水回りを含めた色々な住宅設備でLIXILの名を目にします。

水回りとしては、「キッチン・バスルーム・トイレ・洗面所」と全項目をしっかり抑えており各設備の機能部についてもぬかりはない(全機能とは言いませんが)印象です。

各設備の概要

まずは、各設備に関して種類とランクを簡単に紹介していきます。基本的には新築住宅あったシリーズの紹介になりますので、リフォーム向けの商品については紹介を省略させていただきます。

キッチン

まずは一番(価格的な)ボリューム層であるキッチンからです。ここでは背面収納であるカップボードもキッチンの機能として一緒に取り扱います。

リシェルSI [RICHELLE]

LIXILのキッチンで最もハイグレードになるのがこのシリーズです。

他グレードとの主な違いはキッチントップにセラミックが選択可能な点と、人造大理石や扉のデザインパターンが多い点です。細かい点だと、キッチンコンセント等のオプションもいくつかはリシェルSI専用となります。

アレスタ(ASシリーズを含む)

LIXILのキッチンでは中級グレードになります。

このグレードでもLIXILの特徴的な機能はほぼ網羅出来ているので、機能性を重視したい方にはこのグレードでご満足いただけることでしょう。

ワークトップの柄は少々貧弱なラインナップですが、扉は様々なパターンがあるので部屋に雰囲気を合わせたキッチンを選ぶのも問題にはならないと思います。

ASシリーズというのはハウスメーカー向けの標準設備で仕様はほぼLIXILと同等の物となっています。

シエラ

一応、下位グレードとなるシエラですが、決して貧弱なキッチンではありません。アレスタとの違いは扉デザイン等が減る点とその他便利機能が一部選択出来なくなる点です。

アレスタにしか導入出来ない機能が必要のない物であれば、シエラを選んでも問題は無いでしょう。

バスルーム

次にバスルームです。

キッチンの次に大きな設備となります。特に水を扱う量の多い設備なので機能にはこだわりたいところです。

スパージュ

お風呂の上位グレードとなります。

HPでカタログを見れば分かりますが、豪華オプション目白押しの凄いグレードです。もちろん壁面や浴槽のデザイン性のみの追及で、豪華設備が必要のない方でも問題ありません。

スパージュ特有の豪華設備には「肩湯・打たせ湯・オーバーヘッドシャワー・座れるカウンター」等があります。

アライズ

お風呂の下位グレードとなります。

下位と言っても豪華設備はいくつか存在します。「〇〇パック(変わったシャワー)・ジェットバス・浴槽テレビ・サウンドシステム」が搭載可能です。

LIXILとしてイチ押しな細やかなバスルーム機能は大体このグレードでも備わっています。

5つのランク[K・M・Z・E・C]があり、載せる機能の違いでランクが変わる感じです。そんなに大きく機能が変わるわけではありませんが、ちょいとこだわると色々悩ましいランク付けです。

トイレ

トイレは種類がとにかく多いです。手洗い等のオプションも豊富です。

なので名前で紹介するというより、分類で紹介します。

タンクレストイレ(サティス・グローエ)

タンクに水を溜めて流す方式ではなく、給水の勢いで水を流すタイプのトイレです。

形状がスマートだったり機能が豊富だったりする実質上位グレードになります。

タンク隠しトイレ(リフォレ・フロート・ベーシアハーモ)

タンクはあるもののキャビネット内だったり、高さの低いタンクを使用して見た目タンクレス風にしているトイレです。メリットは掃除がしやすかったりデザインに優れていたり、高階層でも水の勢いが衰えない点ですが、デメリットは機能の割に高価な点とキャビネット分トイレ個室の奥行が若干狭くなることです。

シャワートイレ一体型(プレアス・アステオ・アメージュZA)

タンクは見えるものの、昔風のタンクと便座が別の物ではなく、一体型としてデザイン性とスタイリッシュさを出したものになります。掃除もしやすいですが、便座だけでの交換が出来ないというデメリットもあります。

組合せ便器(アメージュZ・ベーシア)

タンクがあり、便座とも合体していない昔ながらのトイレです。

このトイレにした場合のみ、便座が色々選ぶことが出来ます

便座には高機能なPASSOからウォッシュレットの付いていない暖房便座までピンキリあります。

洗面化粧台

最後は洗面化粧台です。利用頻度は高いものの、そこまで機能的には差が大きくないため、デザインと収納的な部分の差でグレードが分かれています。

ルミシス

上位グレードになります。

個人的見解としては機能性が下2つに劣っているかもしれません。というのもこのグレードにはハイバックカウンターがありません。なので、水栓が壁や上部から出てないので清掃のし易さに劣ります。

その代わりデザインはかなり抜きんでていて、ボウルとカウンター別が選べたり、色も選り取り見取りといった感じです。高級感を追求したい方は選ぶのも全然有りだと思います。

L.C.[エルシィ]

様々なメーカを回って、私が知る限り唯一カウンター上部から水栓が生えているタイプの洗面化粧台になります。自動水栓か否かは選択となります。

なので、水栓廻りの清掃性はかなり高いです。但し、色等デザインの多様性はほとんどありません。まあ、このデザインな時点でまあまあスタイリッシュなんですが。

ピアラ

下位グレードになります。

自動水栓も必要無いし清掃性もハイバックで十分、何より安さだ!という方はピアラでも問題ないでしょう。

デザインはどちらかというと可愛い系が多いです。

我が家の選択したプラン

ひと通りLIXILの水回り製品を紹介したところで、我が家がどういった考えで最終的にどのような商品を選んだのか紹介していきます。

まず、前提として以下の条件があった上で選んでいることをご承知おきください。

他メーカとの比較の話として、パナソニックやタカラスタンダード等の今まで見て回ってきたメーカと比べてLIXILが特段優れていた訳ではありません。もちろん、一部商品については個人的に選ばないだろうと元々考えていた設備もあります。

が、LIXILを選んだ大きな理由は2つあり、それは「ハウスメーカの標準設備なので他メーカより割引が大きくなる」という事と「色々調べてきた中で他メーカのほうがより良いと感じたものもあるが、LIXILを選んだ場合に不満を感じるようなものが(ほぼ)無かった」という事です。

つまり、コストを下げれて且つ不満点の少ない優等生だったという訳です。それをふまえて以下から選んだ設備の紹介が始まります。

キッチン

AS(アライズ同等品)

キッチンは標準から一番金額が盛られてしまった設備になります。まあ、キッチンはオプションも多いし好き放題していくと際限なくなりますからね。

基本的には清掃性(メンテナンス性能)が高く収納が便利になっていればと思い組み込んでいます。それと、上記写真からちょいと仕様変更した部分がありキャビネットの取っ手がラインタイプになります。

  • 間口2580mmペニンシュラタイプ
  • ワークトップ人造大理石(ベーシック)
  • キレイシンク人造大理石(シュガーホワイト)
  • 扉カラー(グロッシーバーチ[グループ3])
  • ライン取っ手(ブラックorシルバー)※ここだけ確定してません^^;
  • ハンズフリー水栓(B8)
  • 浄水器(ビルドイン手動)
  • キッチンくるりん排水口
  • IH日立機能充実タイプ
  • よごれんフード
  • 食器洗い乾燥機(D55)
  • キッチンパネル(ソフトモザイク[グループ2])
  • キャビネット(シンク側のみアシストポケット+シェルフ付+ステンレス底)
  • アンダストッカー
  • ダイニング側全収納タイプ
  • タオルクリップ

人造大理石+光沢タイプの扉で水や油を取りやすくメンテナンス性重視にしています。通常水栓は料理中の利便性を重視したいため自動水栓にして、浄水器とは分けました。食洗機やIHは機能性を重視しつつも余分だと判断した機能は無しにした結果、中くらいのグレードになりました。キッチン周りは収納力が欲しかったので収納は妥協せずに確保してます。

カップボード(AS)

キッチンとセットでカップボードもLIXILで注文する予定です。キッチンもそうなのですが、ビルダー仕様でアレスタ相当のASシリーズが標準設備となっているので、そのまま採用しています。ただ、唯一気に入らなかった部分が写真上でも見られる壁貼り付け型の家電蒸気排出ユニットです。ここは、ハウスメーカに確認したところアレスタのカップボードと同じ天井付きのタイプに変更出来るとのことでしたので、変更しています。

  • 間口1800mm(900割り)
  • メラミンカウンター
  • ハイフロアタイプ
  • ダストワゴン(ゴミ箱小×3個)
  • ウォールキャビネット(50cm高さ)

食器棚を付けずにフルカウンターとしています。結構キッチン家電が多いのでこれくらい無いと困るんですよね・・・。一応、カップボードの横にハウスメーカ製のパントリーが出来る予定なので収納力は問題無いと思います。

カウンターは人造大理石がよかったけど、ちょっとコスト的にもかかるし、カップボードのカウンターは人造大理石にしなくてもメンテナンス性に問題は無いのでメラミンのままにしています。ダストワゴンは私的にはオープンにすれば良いと考えていましたが、嫁が絶対欲しいとのことで付ける運びとなりました。燃えるゴミはパントリー下部に置けるスペースがあるので、こちらはペットボトルや缶の分別ゴミを入れる用途になりそうです。

バスルーム

アライズ[Kタイプ]

お風呂は様々なメーカで色々悩みました。正直、一番迷ってたかも。というのもLIXILのキレイサーモフロアやTOTOのほっからり床の評判が芳しくないからです。しかし、色々調査して最終的には[キレイサーモフロアを信じる+使い方にも気を付ける]ということでLIXILとしました。お風呂はアライズのCタイプが標準だったのでちょっとグレード上げてます。

Kタイプにしたのは手すりが欲しかった事と網の収納が良かった+デザインがいい感じだったからです。(ちなみに上記写真からちょっと変化して、スマートエスコートバーと水栓がブラウン+床がグラニット加飾グレーになっています)

また、浄水機能は要らなかったので無しにしています。

  • 人造大理石浴槽(ルフレトーン)
  • エコベンチ浴槽
  • グラニット加飾キレイサーモフロア
  • くるりんポイ排水口
  • サーモバス(フロフタ2枚も)
  • 24H換気扇
  • ワイドレバー水栓
  • スイッチ付シャワーヘッド
  • まる洗いカウンターワイド
  • コーナーパネルライト(LED)
  • タテ長ミラー(3080)キレイ鏡
  • スマートエスコートバー(浴槽シェルフ付)
  • 開き戸(ドア外タオル掛け付)
  • 浴室内フック付タオル掛け
  • フロフタフック3点
  • スライドフック付握りバー

耐久性と清掃性を考慮して人造大理石浴槽にしています。エコベンチは嫁の要望。ミラーは縦長が良かったので変更しています。価格も下がるしいいことづくめ。エスコートバーは浴槽側にもシェルフを付けて収納力UP。(但し、嫁が石鹸類を浴槽上に置くのを嫌がるため、将来の子供のお風呂用おもちゃとか置く用にするつもりです。)

トイレ

1F:サティスS + コフレルワイド

パナソニックのトイレも魅力的でしたが、こちらのサティスも劣ってはいません。使用頻度も高そうなので1階はまあまあ豪華めにしてあります。ただ、サティスGまではちょっと我が家にはオーバースペックかなと思いSにしました。手洗いもワイドタイプを選択してハンドソープを置けるようにしてあります。ちなみに標準設備はベーシアハーモというタンク隠しタイプのトイレでした。価格的にはぼちぼち上がっています。

  • アクアセラミック便器
  • フチレス
  • 鉢内除菌
  • 鏡付埋込収納棚
  • フルオート便座
  • インテリアリモコン
  • コフレルワイド手すりカウンター

アクアセラミック+フチレス+鉢内除菌は清掃性が高く、良いですね。鏡付収納棚で収納性も確保しています。

2F:ベーシア(アメージュZ同等品)

2階は多少費用を抑えてあります。が、こちらにもコフレルワイドの手洗いを設置しているので標準仕様的にはプラマイ0になっています(笑)。標準設備はそのままベーシアで便座がもうちょい良いやつでした。

ただ、衛生的にはしたいので、そのあたりは抜かりなく。

  • アクアセラミック
  • フチレス
  • 脱臭暖房便座
  • コフレルワイド

タンクタイプですが、飛び散るのが嫌なのと1階に下りずに手軽に手洗いが出来るようにという目論見でタンクの手洗いを排除し手洗い場を設けています。こちらもハンドソープが置けるサイズにしています。また、便座に関してはウォッシュレットも必要無いと判断し安い物にしてあります。(使いたければ1階へというスタンス)

洗面化粧台

L.C.(エルシィ)

水回り設備の中で唯一他メーカに惑わされることの無かった設備となります。一番の理由はやはり清掃性です。

そこまで価格差が大きくなかったことから、我が家は自動水栓を選択しましたが手動を選んだとしてもエルシィ一択だったことでしょう。ただ、即湯機能は大きく値上がりする原因なので我が家では選択から除外しました。標準設備はピアラでした。

  • 幅1200mm(間取り工夫の恩恵)
  • 扉やカウンターの色はホワイト(最低ランク色)
  • 自動水栓ナビッシュ(即湯機能無し)
  • 三面ミラーキャビネットスマートポケット付き
  • ノーマルLED照明
  • オールスライドキャビネット
  • タオル掛け付き

自動水栓は私の希望で、収納機能とカラーは嫁の希望です。コストは下げつつ機能部はしっかり確保しました。

最後に

結構長くなりましたが、これが我が家の水回り仕様のほぼ完成形になると思います。計算上では標準仕様からプラス7、80万くらいでしょうか。タカラやパナ等の他メーカに変更すると少なくとも100万円以上の差が出る(逆にハウスメーカと設備メーカの標準仕様割引ってそれくらい凄い安くなるって事なんですよね。経済ってのは大変なもんですな。)と聞きましたので、それに比べたらちょっとは費用を抑えつつ要望が満足いったのかなと感じています。

ここまで数か月以上かかったのでだいぶ疲れましたね。その他の家の仕様も8割以上は決定して、2月中旬現在、残すは外構(家具もですが)のみとなりました。あと一息で夢のマイホームですので頑張りたいと思います。

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