前置き
今回は通勤時間が人生においてどれだけの時間を奪っているのかを計算してみました。
巷では、通勤時間が片道20分を超えると人生の幸福度が低下するなんて言われていますね。実際、私もそれなりに長めの通勤時間(1h40min)を体験したことがあります。長い通勤時間は期間を経るにつれ疲れが蓄積していきます。
さて、早速計算していきたいところですが、まずは私の通勤経歴を紹介します。そして、その通勤時間を基に計算していきます。
計算の前提として、家の玄関を出てから会社の門を通過するまでの時間を表しています。
私の過去を交えて通勤時間の基準を決める
①自転車→電車→バス (高校生時代)
通勤時間と銘打っているのに、学生時代の通学から入ります。というのも、バスで通っていたのはこの時期だけで比較に最適だったのと、企業内学校だったので就職としてのカウントに入れるべきと考えました。
恐らく多くの人は中学生までは徒歩か自転車で、高校生くらいから電車通学という選択肢が生まれてきます。私も高校生時代から電車で3駅+バスの通学を経験しました。
計算 ※h=時間, min=分, 待=待ち時間
自転車[10min](+待0~10min)+電車[15min](+待5min)+バス[15min] =45~55min
≒50min
②自転車→電車→徒歩 (18歳、免許取得前)
さて、ここからは会社員としての通勤となります。私の勤めている会社は実家近くに製作所があったのですが、配属先が遠くになってしまいました。
最初は、免許を取得する前だったので車通勤が出来ず、電車通勤となりました。愛知県は地方都市のわりに名古屋市以外の電車網が発達していないので、意外と時間がかかる結果に。
計算 ※h=時間, min=分, 待=待ち時間
自転車[15min](+待0~10min)+電車[1h10min]+徒歩[10min] =1h35~45min
≒1h40min
学生時代とは駅が違うので、自転車に乗る時間が少し増えてます。また、電車の時間には乗り換え2回分が含まれています。
③車(18~22歳)
免許を取得して車通勤になります。メインは幹線道路で渋滞はあまりしない感じの通勤経路でした。車はトヨタ社のプリウス(3代目前期型)です。
往路(朝)のほうが通勤時間がかかっていて、復路は車が減って通勤時間も短縮されました。
計算 ※h=時間, min=分, 待=待ち時間
車[40min~1h] (距離:19km)
≒50min
①と同じ50分ですが、自分で運転するけど融通が利く車とその逆の電車では感覚もまた違いました。
④自転車or車(22~26歳)
1人暮らしを初めて職場近くへ引っ越したので、大幅に通勤時間が短縮されました。ただ、会社から通勤手当が出ていたのが近すぎて無くなった為、主に自転車通勤(雨の日は車)をしていました。後半は面倒くさくなって車比率が増えました(笑)
計算 ※h=時間, min=分, 待=待ち時間
自転車[10min] or 車[5min] (距離:2km)
≒10min
自転車の通勤時間を基準にしました。他の人が参考にするなら、通勤時間5minはそうそう無いですので。(もっと都市部だと当たり前にあるかもしれませんが。)
⑤車(26歳~現在)
嫁と同棲を始めてからは、職場から少し距離が遠くなります。それでも、うちの職場基準では近いほうです。③時代の車通勤とくらべて、距離は短いですが信号がクソで渋滞しやすい欠点があります。
計算 ※h=時間, min=分, 待=待ち時間
車[20min] (距離:8km)
≒20min
おまけ情報
高校生からの時間を書いてきましたが、参考として小学校は徒歩で15分・中学校は徒歩1分です。どちらも近いですね。
通勤と人生の計算
私の今までの通勤積算時間
私が就職してからの通勤時間を簡単に積算してみます。
まず日数の目安として、1年を52週換算でゴールデンウィーク・お盆・年末年始で1週間ずつをマイナスして49週とします。49週に月~金の5日をかけて、245日を1年の通勤が発生する日と確定。
計算 ※h=時間, min=分, D=日, W=週, 月=M, 年=Y, ×2=往復分
①(50min×2)×(245D×3Y) =73500min =1225h =51D
②(1h40min×2)×(245D×7M) =28567min =476h =20D
③(50min×2)×(245D×4Y) =98000min =1633h =68D
④(10min×2)×(245D×3Y6M) =17150min =286h =12D
⑤(20min×2)×(245D×6M) =4900min =81.5h =3.5h
合計で、≒155Dになります。
私はこの11年半で、155日もの時間を通勤に浪費してきたのです。どうでしょうか?その人の感覚にもよるでしょうが、私にはもったいなく感じます。
もし、この11年間が○○だったら・・・
では、過程の話としてこの11年間が同じ通勤時間で且つ最大と最小の場合の比較をしてみます。
計算 ※h=時間, min=分, D=日, W=週, 月=M, 年=Y, ×2=往復分
A:最大の場合
(1h40min×2)×(245D×11.5Y) =563500min =9392h =391D
B:最小の場合
(10min×2)×(245D×11.5Y) =56350min =939h =39D
比べてみると、一目瞭然!約一年も時間に差が出てしまいました。
人の一生で働く年数が45年としたら、通勤時間が10分の人と1時間40分の人で寿命が4年も変わるようなものです。
ああ、もったいない・・・!!
時間以外の見方をする
現実は厳しい
ここまで、通勤時間がもったいないと計算してきましたが、だからといって通勤時間を変えるのは容易ではありません。
引越しか転職をしなければそうそう変わりませんし、引越しにいたっては仕事場が別店舗になる可能性もあります。
ではどうすれば良いのか。色々な考え方や行動で工夫をしていくのです。
乗り物が好きな人
車やバイク、自転車が趣味の人は通勤を楽しむというのはどうでしょう。もちろん、これらが趣味じゃない人には難しい考えですが。
私の職場にも、ロードバイク通勤やバイク通勤で通勤そのものを楽しむ人が居ます。乗り物に乗れれば何でも楽しめる人には良いかもしれませんね。逆に渋滞が嫌いな人はちょっと辛いかも。
音楽が好きな人
これには、2通りの楽しみ方があると思います。
- 電車及び車通勤で音楽を聴くのを楽しむ
- 車通勤で車内カラオケを楽しむ
音楽が嫌いな人は中々いませんから、この方法は実践している人も多いと思います。
ただ、車の場合は自分で運転するという都合上、ある程度節度を守って交通事故にならないようには注意しなければなりません。通勤が長いことより、交通事故のほうが何倍も人生の無駄ですからね。
もちろん、自転車通勤の人はイヤホンをしながらなんて自殺行為は絶対にやめてください。死にます。
読書・スマホ
言うまでもないですが、これは電車かバスの通勤にのみ許される行為です。車はもちろん、歩きスマホでもいつか死にます。いのちだいじに。
まあ、電車でも満員電車では中々使えない技ですね。しかし、こういった通勤中のデッドタイムに有意義なことをするのは時間を有効に使えて良いと思います。周りの人に迷惑をかけない範囲でやることも忘れずに。
寝る
車でこれやると、事故ります。(恥ずかしながら、19歳の頃に朝の通勤中に信号待ちでウトウトして前の車を小突いたことがあります。本当に反省しています。幸いにも前の車は同じ会社の人でした。)
電車でも諸刃の剣です。下手に寝過ごすと遅刻します。
最後に
通勤時間は在宅勤務や自営業で無い限り、必ず発生する時間です。
それと上手く付き合えるように色々工夫してみてください。