左利きでもかすれないボールペン「パワータンクSN-200PT-07」レビュー

文房具

画像はシャープペンですが。。。

前置き

私はほぼ全ての動作が左利きになるのですが、世界は右利き向けに作られているので不便に感じることが多々あります。

そんな左利き不便あるあるの中でも10指に入るであろう事象が、ボールペンのかすれ・インク切れ問題です。

今回は、そんな左利きの私が1年半の間愛用してきた左利きでもかすれないボールペンを紹介しますので、全国の左利きの方は参考にしてみてください。

インクかすれの原因追求

なぜ左利きはボールペンがかすれやすいのか

まず字を書く時、日本語やアルファベットは通常左から右に書いていきますね?その時のボールペンのボール部の動きは正面から見て時計回りに回っているはずです。

右利きはペンが右に傾いているので、ペンを引く方向に動かすのでボールの下側からインクが出てきます。いわゆる引き書きという動作ですね。

しかし、左利きはペンが左に傾いていてペンを押す方向に動かすことになるので、ボールの上側からインクが出てくることになります。こちらは押し書きという動作になります。

ボールペンは重力の力でインクが出てきます(厳密にはペン先の細かい仕組みでインクが出やすく、且つ液漏れしづらくなってはいるのですが。)ので、ボールの上からインクが回るのは下からに比べて抵抗があるのです。

こんな状態でも最初はインクが出てくれます。しかし、液が固まったり空気の混入といった外部的要因でいとも簡単にインク詰まりが発生します。

右利きの場合はそういったことが起きても固まりが排出しやすかったりするのでかすれにくいのです。

ではどうすればインク詰まりを解消できるのか

利き手関係なく単純な力技でいくなら、ティッシュ等のひっかかりが強いものでボールを無理やり回すか熱を加えて固着を溶かす方法がありますが、繰り返すと間違いなくペン先がボロボロになりますし、そもそも詰まるたびにそんな事してられません

まずはインクがつまらない方法を考えてみれば良いのです。私が思いついて実行したのは以下の2通りになります。

  1. 右手の練習をする。
  2. インクに圧力がかけれないか調べる。

右手の練習

考えた割には脳筋のアホっぽい方法ですが、元々左利きの不便さには辟易していたので、今でもなお練習はしています。これに関してはいづれ記事にしますので、ここでは割愛します。

圧力をかける方法を考える

インクは重力で出ています。じゃあ、重力以上の圧力をかければペン先に固着や空気の混入が起こらないのでは?と思い調べてたところ、似たような考えの人とその商品がいくつか出てきました。どうやら中々効果的みたいです。

候補の商品

ノック時に加圧されるボールペン2種

上記2つは、ペン先を出す為にノックすることで芯に空気圧をかけているボールペンになります。

メリット

なんといっても同じ会社の製品の替え芯が使えることがメリットでしょう。通常のボールペンの替え芯なので、価格も普通ですしお気に入りのインクがあればそれを使用できます。ダウンフォースのPILOTでアクロボールなんか人気なインクなんじゃないでしょうか。

デメリット

まず、機能上ボールペンそのものが少し高価になります。アウトドアや現場仕事でガシガシ使うと壊れそうで怖いです。(あくまで印象ですが)

人によるとは思いますが、ペンがごついので存在感があります。私の場合、太いボールペンは嫌いじゃないですが、取り回しが悪いのであまり使いません。

芯(リフィル)が加圧状態になっているボールペン1種

先の2種に比べ、こちらは芯そのものに圧力をかけて封入してあるものになります。

メリット

本体価格が先の2種より安いですし、本体機構が複雑なわけではないので故障の心配も無さそうです。さすがに普通のボールペンでも壊れるような衝撃には耐えられないでしょうが。

細めのボールペンなのも個人的にはグッドです。作業服やポーチのペン収納スペースにもすんなり入ってくれます。

デメリット

替え芯は、圧力が封入してある特殊なものなので少し高いです。とは言え所詮ボールペンなので使い切って交換する頻度を考えれば無視できるレベルでしょう。

番外:高級加圧ボールペン

上記のボールペン、正確には芯が加圧状態のボールペンの1種なのですが、やや高級志向の商品なのであえて番外としました。

基本的にはパワータンクと似た性能だと思いますが、ウイスキー熟成の樽から作られていたりと、こだわりの物ですね。ちなみにキャップ式です。

いつか欲しい・・・

実際に購入した商品

もったいぶったところで記事のタイトルに書いちゃってるんですが、私は三菱鉛筆のuniパワータンクを購入しました。

書き心地もまったく問題なく、1年半の間インクを切らすことなく使い続けております。私の仕事の使用頻度で比較すると、通常のボールペンは左で書いていると半年~1年でインクかすれを起こし買い替えになっていたのでコスパは上がりましたし、精神衛生上もイライラせず快適です。

まだ替え芯を購入しておらず、買ったときの状態になっています。さすがにインクも半分ほどに減りつつあるので、そろそろ替え芯の購入を考えているところです。

最後に

左利きには幾多の困難がありますが、色々な方法で乗り切って良いサウスポーライフを送ってください。

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