Google Pixel 3XLの3ヶ月使用レビュー

スマホ・タブレット関係

前置き

前の記事で、Xperia XL2を4年間使い倒した記事を書きました。

Xperia XL2を4年間使ってみたレビューを書いてみる
前置き今年の初めにスマホをXperiaからGoogle pixelに変更しまして、せっかくだから古い機種とはいえXperia ZL2の今更なレビューを軽くしようかなと思い立ちました。ま、多少は今のXperiaの参考になるかもしれません。Xp...

今回はその続きとして、機種変更先であるGoogle Pixel 3XLの3ヶ月間の使用感と共にレビューをしようと思います。

スペック等の基本情報は↓の公式ページよりどうぞ。

Google Pixel スマホシリーズを比較 - Google ストア
生まれ変わった Google のスマートフォン、5G 対応 Google Pixel シリーズが勢ぞろい。

選択した経緯

今回の機種変更では、4年前のスマホからの乗り換えだったので何を選んでも元より快適になることは明らかで、いわゆるヌルヌルサクサクといった評価はどのスマホでもレビューとして触れられていない印象を受けました。

そんな中で、何を重視してスマホを選択しようかと考えた結果、以下の要素に注目しました。

  1. おサイフケータイが使える[Felica(NFC)]
  2. USB充電ケーブルの抜き差しが無い
  3. 指紋認証がやりたい
  4. 格安SIMに戻せる
  5. 価格を抑えれる

①おサイフケータイが使える

私はあまり現金支払いが好きではありません。

というのも、ポイントが付くことも通常は無いですし、使うたびにATMで引き出す必要がありますし、旅行とかで細々使っていると残高を気にしながら買い物をしなければなりません

クレジットカードを使うのも良いですが、やはりスマホタッチで決済出来るおサイフケータイはお手軽さと管理のし易さで軍配があがります。

また、今現在の賃貸物件がカードキーで(これかなり便利です)なので、NFCで登録すればスマホで自宅の開錠が出来ちゃう訳です。まあ、これはちゃんと管理しないとリスクも上がりますが。

USB充電ケーブルの抜き差しが無い

以前使ってたスマホが側部に専用充電端子付きの物で、これがたいへん便利だったので端子を毎回挿す充電は(過去の携帯電話が全部蓋付きだったのもあり)面倒と考えました。

あとは、USB-Type Cは抜き差しが多いと故障し易いとの情報もあったので、なるべく避けたいところでした。

Google Pixel 3XLは非接触のワイヤレス充電に対応しています。

指紋認証がある

嫁や職場の先輩が使っているのを見て、携帯電話の指紋認証精度がかなり向上していることが2年ほど前に分かったので、指紋認証はぜひ付けたいと考えていました。

ちなみに彼らが使っていたのは、Xperia XZ1でした。

Google Pixel 3XLには背面に指紋認証が付いているタイプで、上記Xperiaのように電源ボタンが指紋認証になっているわけではありません。

SIMフリーに対応

元々、auのスマホをUQ モバイルのSIMを利用して延命していたのですが、今回の契約で大手キャリアに移っても格安キャリアへ戻れるように対応しているスマホを選択肢には入れたいと考えていました。

Google Pixel 3XLはキャリアで購入するとSIMフリー申請しないと格安SIMは使えないようです。

価格を抑えれる要素があるか

まあ、私お金ないので十万円近くする本体を一括で購入するとか無理です。なので何とか安く購入出来る物でないといけません。いくつかの戦略としては以下のようになります。

  • 本体がそもそも格安のスマホ
  • 型落ち品で安くなっている
  • 割引してもらう

今回は、年末に購入したこともあり大幅に割引してもらい、本体代金が半額以下になっています。

評価

良かった点

前項目5要素も含めて肯定的な感想を羅列していきます。5要素のうち、SIMフリー対応と価格が抑えれた2つについては特に語ることはないので割愛します。

FeliCa(NFC)搭載[ようはおサイフケータイ]

ちょいと用語分からない人向けに簡単に説明すると、

まず「NFC」というICチップが搭載されていると、かざして近距離の通信が可能になります。この機能があれば、電子カードキーや体脂肪計など相互登録するような近接通信が使えます。

次に「FeliCa」というNFCの中の1規格が日本では広く普及しています。電子マネーはFeliCaでないと使用できません。

Google Pixel 3XLはFeliCaが搭載されているので、電子マネーも含め大体のNFC機能が使えます。

私は、①電子マネー決済(Edy) ②公共交通機関決済(Suica) ③家のカードキー式電子錠 の3通りでよく活用しています。あとは、あまりやりませんがカードタイプの電子マネーや交通ICカードの残高確認にも使っています。

豆ですが、Google Payアプリを使うと電子マネーの残高がまとめて表示できます。ガラパゴス化した日本の電子決済ではありがたいですね。いずれ詳しく紹介するかもしれません。

ワイヤレス充電が便利(問題点も有り)

Google Pixel 3XLは、環境さえ整えばワイヤレスで急速充電が可能というメリットを持っています。

但し、先に問題点を解説すると、急速充電には専用のPixel Standという充電スタンドを購入しなければなりません。(しかも9000円超えます)

一応、汎用充電スタンドでも充電できますが、専用スタンドの充電速度「10W」に対して汎用スタンドは「5W」しかありません。(良い見方をすると、これは認可した充電器以外での急速充電による故障リスクを下げているという判断も出来ます)

デメリットはここまでで、Pixel Standさえ購入すればワイヤレス充電は素晴らしいです。

急速充電対応の他、Googleアシスタントの機能が強化されるのでスマートスピーカーのような使い方が出来ます。まあ、私は今のところスタンド装着によるGoogleアシスタントはあまり使っていませんが。

指紋認証も使いやすい

元々知っていた指紋認証は電源ボタン一体式だったので、背部タイプのものは使用感がどうなるか不安でしたが、反応も問題無く誤作動も起こさない良端末でした。

私は両手の人差し指を登録していて、解除もほぼ指紋認証でやるくらい使っています。頼り過ぎないように、稀にロック解除パターンも聞いてくるのでセキュリティも問題無しです。(これは人によってはわずらわしいかも知れませんね。)

小技として、指紋認証スペースを下になぞると通知バーが下りてくるので3XLのような巨大スマホでも片手で操作し易いです。

シングルカメラなのに高性能

最近のスマホはデュアルレンズのスマホが推されていて、高い撮影性能を持ったものがどんどん生まれてきています。そんな中、Google pixel 3XLはシングルカメラにも関わらず高い写真撮影機能を謳っています。

事実、素早いシャッターと鮮明な画質でミラーレスカメラに引けを取らないといっても過言ではない(カメラに詳しい方からはバッシング受けそうな表現ですが)性能を有しています。

写真撮影の一部機能が凄く使い易い(ポートレート・夜景)

上記、カメラの性能が高いことに付随するメリットですが、私がよく使用する2つの撮影モードがとても使いやすいです。

まずポートレートモードは、ピントのあっている物はくっきりにして背景をぼかすモードなのですが、ミラーレスカメラの単焦点レンズ並のぼやけぐあいがちょうどよい塩梅で表現されます。

次に夜景モードですが、撮影ボタンを押したときからシャッターが切られるまでのレスポンスが少々ある欠点もありますが、手持ちでもブレが少なく夜景を綺麗に撮れるので旅行では重宝します。

特に星空なんかは、本格的なカメラでも機材をある程度用意して条件も揃えないと殆ど写りもしないですが、Google Pixel 3XLではある程度の明るさの星まで写真に収めることが出来ます。

スマホの手持ちでこれだけの星が写ります。

悪かった点

3ヶ月の使用でデメリットも浮き彫りになってきます。ただ、基本的には良い点が多いからこその悪目立ちする要素といった感じです。

ワイヤレス充電器が別売りで高価

メリット欄にも書きましたが、ワイヤレス充電を割と推しているにも関わらず別売りで高価なのがかなりの欠点です。仕様として他社のワイヤレス充電器に制限を設けてるだけに、この点は悪く映ります。

また、こういった公式オプション品はAmazon等の通販にはほぼ流通しておらず、通販で購入するならGoogleの公式ページから買わねばなりません。

私が購入した当時は店頭品が全て売り切れていたので、色々探した結果ビックカメラの通販サイトぐらいでしか手に入りませんでした。

カメラが背面から1mmほど出っ張っている

デメリットの中では一番致命的と感じている項目です。背面に出っ張りがあるということは、机に置いたときにフラットにならない上、それがカメラ部なので傷付くリスクが上昇します。

私はあまりスマホケースを使わない人間(経験として、Xperia時代に手帳型を半年使いました。それ以外はずっと裸です。)なのですが、このGoogle pixelに関してはケース前提で購入しているほどです。

素のデザインは結構気に入っているので、なおさら残念です。

スマホカバー

Androidスマホ全般に言えることですが、発売したてだとスマホケース等の備品がサードパーティからまだあまり発売されていません。そんな中、このスマホは公式からケースが発売されています。パッと見は中々おしゃれな感じで、ワイヤレス充電にもしっかり対応しているようです。

問題はその価格と機能。

まず、お値段は5000円ほどとスマホケースにしてはかなり高額な部類になっています。

そして機能性なのですが、なんと珍しいケース素材でファブリック製となっています。つまり、水分を吸収します。スマホに防水機能を持たせているのに気軽に水場で使えません。更には、汚れが付きやすいので皮脂やホコリがバンバン付着します。

1つ上のデメリットでスマホケースをしなければならない以上、公式のケースが使いにくいと結構困ります。今回の記事では割愛しますが、私はサードパーティ製のケースを購入しました。

アプリのアイコンが丸い

下のスクリーンショットを見れば分かるのですが、アプリアイコンが四角ではなく丸いです。

対応しているものは丸く表示されるのですが、そうでないものは丸の中に四角が小さく表示されて不恰好です。

もしかしたら私が知らないだけで、四角くする方法もあったりするかもしれないですけど。

細かい話ですが、デスクトップの見栄えが悪くなる上、地味にアイコンが見辛くて実害も出ます。

これから評価が分かれる点

これはいわゆる長期で評価が分かれる分野ですね。

3XLはデカイなぁ

3無印の方は気にしなくて良い話ですが、3XLの方はかなり大きめのスマホです。

私は、大きいスマホを所持したことが無かったので、挑戦の意味合いでも3XLにしましたが、最初はのそ大きさから扱いづらさを感じていました。

ただ、人間慣れるもので今では大きすぎるようには感じていません。むしろ、画面が大きくて見やすさ重点といった感じでありがたいです。

1年ほど使ってもこの感想が変わらなければ、デメリットにはならないでしょう。

バッテリーの劣化具合

私の通常通りの使い方で、2年後にどれくらいバッテリーが劣化しているかを評価出来ると思います。

今のところ、スマホ自体の電池の持ちは良好です。

バグ

今はまだ発見していませんが、Xperiaの時のように機種特有の不具合が出てくるとそれはデメリットとして挙げざるを得ないです。

最後に

結構長文になりましたが、Google pixel 3XLの購入検討に役立てば幸いです。

またの機会にケースなどの備品を紹介できそうなら紹介します。

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