前置き
解答復元の最後の午後2記事です。
前回までは↓から
解答復元
私は問1を選択しました。
巷では問2のほうが人気みたいですが、私は過去問演習不足でメール関係の知識の深掘りまでたどり着かなかったせいかあまり自信が無かったのでどちらかというと解けた問1に。
問2も解答用紙にはいくつか書きましたが、問題用紙には転記していないのでここでは扱わないってことで。。。
午後2:問1
設問1:VXLANの概要
(1) a ~ c に入れる字句
「a:24、b:3、c:TCP」
aのビット数は覚えてなかったので1677万通りという情報から2進数変換を駆使して導きました。
cの正答は「UDP」みたいですね。ガックシ。
(2) 下線 1 ~ 3 の情報はどのヘッダー又はイーサネットフレームに含まれるか
「1:イーサネットフレーム、2:VXLANヘッダー、3:IPv4ヘッダー」
(3) 宛先IPアドレスをIPマルチキャストのグループアドレスにする目的:45字
「VXLANに所属する全ての宛先にVXLANパケットを転送する必要があるため」
設問2:現行の検証ネットワーク
(1) d と e に入れる字句
「d:MIB、e:トポロジー」
e の正答は恐らく「SPFツリー」になると思われます。
(2) ルータIDはOSPFネットワーク内で何を識別するか:20字
「エリア内の代表ルータ」
(3) ECMPを用いるために必要となる設計:45字
「全ての経路のコストを同一の値にする設計」
(4) VTEPのIPアドレスにループバックインタフェースのIPアドレスを使う理由:45字
「VXLANパケットを判別して処理を実行するため」
一般的なループバックインタフェースの目的でよくある「特定の要件専用として用いること」だと思って解答しましたが、VXLAN的にこの用途で合っているのかはあまり自信がありません。
(5) ア ~ カ に入れる通信可否
「ア:×、イ:×、ウ:×、エ:×、オ:○、カ:×」
設問3:現行の検証NWにおけるVTEPの動作
(1) VXLANパケットの宛先IPアドレス
「239.255.255.255」
(2) L3SW31がARP要求フレームから学習する情報:45字
「MACアドレステーブルに登録するためのMACアドレスとポートの組み合わせ情報」
要求フレームからの学習なのでMACアドレステーブルかと思いましたが、VTEPはまた違うのか単純にARP関係の何かなのか・・・
(3) キ ~ コ に入れる字句
「キ:10010、ク:192.168.1.3、ケ:10010、コ:192.168.1.1」
設問4:新検証NWの設計
(1) ルートリフレクタを用いる利点:25字、ループを防止するための設定ID名称
「iBGP情報をクライアントに自動的に配布できる、ルートID」
IDの名称は「クラスタID」が正答のようです。
(2) f と g に入れる字句
「f:ブロードキャスト、g:IPアドレス」
fは「Unknown Unicast」が正答かもしれません。MACアドレスが未学習だとフラッディングが発生することは覚えていましたが、Unknown Unicast と MACアドレスが記憶上で結びつかなかった・・・悔しい。言い訳的には午後2の後半は疲弊してきてるのとBUMフレームという聞きなれない単語からの出題ということもあり、混乱してしまいました。MACアドレス = フラッディングと覚えたいところですが、OSPFにもフラッディングってあるんですよね~
(3) LAGを使ったときの現行のNWと比較した時の利点:25字
「利用できる帯域を拡大することができる」
(4) VTEPが宛先にセットするリモートVTEPのIPアドレスの学習方法:20字
「パケットキャプチャによるミラーリングで学習する」
パケットのキャプチャに関する下線からだったので、パケットキャプチャによる学習と推測して記述しましたが、あまり自信ないので調べたらハイパーバイザを使うという情報が出てきました。そういう答えだとしたらちょっと反則問題に感じる・・・だってニッチ過ぎるもん(笑)
(5) ARP要求フレームはVTEPによってどのようなリモートVTEPに転送されるか:40字
「ARP要求フレームに含まれるVXLANヘッダーのVNI情報からリモートVTEPを決定する」
最後に
午後1よりは取れているような気もしますが、VXLANという題材がきつすぎるのでメールについてちゃんと勉強していれば問2を選択してたと思います。